ラミネーターを選ぶ上での最初の基準は、加工できるサイズではないでしょうか。一般的に使用されるラミネーターは「カードサイズ」、「A4サイズ」、「A3サイズ」の3タイプに分かれています。基本的には、カードサイズまでの加工でしたら「カードサイズ対応」、A4まででしたら「A4サイズ対応」で大丈夫です。しかし名刺やプライスカード、ハガキだけしか加工されない方でも、効率を良くするためにA3対応の大きな機種を選ぶ方が多いのです。カードサイズを加工する時に、小さな機種で1枚ずつ処理するのと、大きな機種で4~5枚平行してやるのでは処理速度が4~5倍と大分差が出てきます。また、大きなサイズも加工できて、何かと用途が広がり便利なの理由です。ラミネーターには「大は小を兼ねる」という言葉がぴったりではないでしょうか。置き場所とご予算に余裕がある場合は、少し大きめのラミネーターのご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
次に、加工するフィルムの厚さもラミネーター選びには必要な要素となります。フィルムが厚くなると、ラミネート加工に必要な熱量も増えてしまいます。そのため、推奨よりも厚いフィルムを加工すると、熱不足となり、白っぽくなってしまう恐れがあるのです。また、厚くてラミネーターに通らない場合や、通っても途中で止まってしまう恐れがあるのです。お使いになるフィルムの厚さに合ったラミネーターを使用するように、注意しましょう。
一度に連続して加工を行うと、ラミネーターによっては徐々に熱が不足して、加工後に白っぽくなったり、再び温まるまで待たなければならい状況が発生します。この連続枚数は、ラミネーターの熱量(ワット数)やローラーの太さ・数などによって異なってきます。一度に2~3枚加工するのであれば特に気にする必要はありませんが、加工枚数などには気をつけるようにしましょう。
最大加工厚さは、フィルムと加工物(コピー用紙や写真)の厚さを合わせたものの最大値のことです。定めれられた値以下でしたら問題なく加工することが可能です。しかし、定められた値を超えた厚さのものを通すと、途中で詰まったり、ラミネーターが壊れてしまう危険性がありますので気をつけるようにしましょう。特に、押し花や凹凸のある紙では、注意しながら加工
する必要があります。ラミネーターごとに最大加工厚さが若干異なるので、フィルムの厚さ、加工物の厚さによってラミネーターを選ぶとイメージ通りに仕上がります。
Last update:2023/4/19
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